手術前のリハビリ
手術までに大切なこと〜膨張の軽減と関節可動域の回復〜
手術を控えるにあたって大切なのは、「膨張(腫れ)の軽減」と「関節可動域の回復」です。
この2つの状態をしっかり整えておくことで、術後のリハビリがスムーズになり、回復も早くなると言われています。
◆膨張(腫れ)の軽減について
膝の上を軽く押したときに“プヨプヨ”とした感覚があったり、膝のお皿(膝蓋骨)の形が見えないほど腫れている場合、術後の回復に影響が出てしまうことがあります。
そのため、できるだけ反対の健康な脚と見比べながら、腫れが強くならないように注意します。
この腫れを抑えるために効果的なのが**アイシング(冷却)**です。
私は術前からこまめにアイシングを続けていました。冷やしすぎには注意しつつ、適切に取り入れることで、かなり効果がありました。
◆関節可動域の回復について
膝の関節は、手術前にできるだけ「伸展(まっすぐに伸ばす)」と「屈曲(しっかり曲げる)」ができる状態を目指すのが理想です。
手術前の目標は、
- 伸展(まっすぐに伸ばした状態)0度
- 屈曲(曲げた状態)120度
とされています。
それぞれの可動域を改善するために効果的な運動は以下の通りです。
- クワドセッティング(Quad Setting):伸展の可動域を高めるために有効。太ももの前側(大腿四頭筋)をしっかり意識して行います。
- ヒールスライド(Heel Slide):屈曲の可動域を高めるために有効。膝を曲げる感覚を徐々に取り戻していくための大事な運動です。
どちらも地道なトレーニングですが、続けることで術後のリハビリがかなり楽になります!
このように、手術前から準備をしておくことはとても大切です。
不安もありますが、自分の身体としっかり向き合いながらできることを一つずつ積み重ねていきたいと思います。
クワドセッティング・・・バスタオルやクッションを膝の裏に置いて押しつぶすように膝の前に力を入れて5秒キープ

ヒールスライド・・・膝を伸ばした状態で座り、手で膝を引き寄せるように膝を曲げる(無理のない範囲で)

上記のリハビリを10分程地道に続けました。手術前の回復具合が術後に大きな影響をあたえるため、コツコツ頑張りました!
入院1日目(手術前日)
手術前日の入院🏥
病院には朝到着し、まずは入院の手続き。その後に診察があり、足の状態をチェックしてもらいました。
診察後は病棟へ移動し、いよいよ病室へ。入院中の流れや注意点などの説明を受け、いよいよ入院スタートです。
担当の看護師さんがとても話しやすくて優しい方で、本当に安心しました😊
説明が終わったらすぐにお昼ごはん!
実は人生初の病院食だったのですが…思っていたよりも美味しくてちょっとビックリ(笑)

入院初日のリハビリと装具の説明について
入院初日の夕方からは、足の筋力測定と、手術後に使用する装具についての説明がありました。
筋力測定では、右足の筋力が左足の約半分程度という結果に💦ある程度は覚悟していたけれど、実際に数字で示されるとやっぱり少しショックでした😵💦
測定後には、術後のリハビリで行う「右膝の筋肉を意識して押さえつける動き」の練習や、松葉杖の使い方の指導もありました。松葉杖は初めて使ったのですが、慣れるまではバランスが取りづらくてなかなか難しかったです。
装具については、手術の1週間後から装着予定とのこと。費用は約9万円と、予想よりも高額で正直びっくりしました💦
ただ、健康保険の適用で約7割は払い戻しされるとのことなので、少し安心しました。
そして、いよいよ明日は手術当日。不安な気持ちはありますが、前向きな気持ちでしっかりと乗り越えてこようと思います!!